オーストラリアの全ての野生動物に会いに。
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クィーンズランド州北西部探鳥9(完)
もう瀬戸際のようなオーストラリアガマグチヨタカ。
クロンカリーを発ち、大体三時間ずつ運転を交替しながらケアンズまで1200km位をひたすら移動、夜遅くに戻ってきた。この方式だと24時間ずっと移動していく事も出来そうだからカルンバやアイアンレンジ、ユンゲラなどへも思っているより簡単に行けるかもしれない。パルマやタウンズビル辺りは日帰り圏だ。今回は暑さとスピニフェクスには参ったけど目的のものには会えたし、やはり遠征が一番楽しいと思った。次はタスマニアが決定。その次はどうしようかな。
果てしない直線道路を走っている時、並走するセキセイインコの群れをゆっくり追い抜かしていった。車のスピードメーターは時速110km。その事からすると、セキセイインコの飛翔も相当早い事が分かった。
クィーンズランド州北西部探鳥8
30分程早めに待ち合わせた岩山の麓に到着。まだ降りてきていないみたいだったので、猛暑の中お湯を沸かしてお昼ご飯を取りながら待った。正に12時、という時に「谷底まで落ちると思った」とchiemomoさん下山。無事でよかった。「ムナジロセスジムシクイはこれまでの鳥の中で最難関レベルだ」普通この時期にバーダーはここら辺には来ないから(暑すぎるから)それも影響しているのだと思う。とにかくセスジムシクイはこれで終了。
ムーダラ湖の西岸をチェックするとサザナミオオハシガモを始め水鳥やツバメチドリが沢山いて、ケアンズで言えばミッチェル湖の様な感じだった。非常に美しい風景の所だけど鳥が遠かった。
クィーンズランド州北西部探鳥7
今日は二人別行動。12時に待ち合わせして、私は有名な探鳥地ムーダラ湖の偵察へ、chiemomoさんは再び岩山のセスジムシクイへ。携帯の届かない地域なので待ち合わせは慎重に。
ムーダラ湖も結構広いし土地勘が無いので、湖畔の道を運転しながら直感でめぼしそうな所で停車して行く事に。と、なんか心当たりの無いチビスケが。君は誰?お父さんは?
クィーンズランド州北西部探鳥6
山頂で見たヒメモリツバメ。
一足先に飛行機でケアンズへ戻るO君をマウントアイザ空港へ連れて行く日。もちろん、その前に昨日見つけられなかったムナジロセスジムシクイを探して早朝岩場登りが全員に課せられた。高さ200mくらい、脆い小岩とスピニフェクスで覆われた丘だった。景色は凄いのだけど遠くを眺めたり広角レンズに付け替えたりする余裕が無い。相変わらずスピニフェクスがあちこちに刺さり、体重をかけた岩が崩れバランスを崩したり滑ったりでこの旅行(?)でみるみる靴とズボンが痛んでいく。特にスピニフェクスをどう防ぐべきか今後の対策に付いて活発に議論が行なわれた。
クィーンズランド州北西部探鳥5
想像を超えた奥地にあって、未舗装道路を延々と。途中に「鉱山エリア 立ち入り禁止」「時間外連絡用 無線機」「毒」とかひるむ看板。いくら何でも道を間違えただろう、とかうろうろしている間に日が沈んで、どうしようかなぁという状況に。引き返し始めた時、一台の対向車がやって来たので強引に止め、「〜ん家を探してるんだけど...」と尋ねたら。「あぁ。それは俺だ」と。さすがオーストラリア奥地。あり得ないことが起こる。
おじさんの先導でたどり着いた先は一言で表せば超僻地の牧場。でも牧場といっても日本のそれとオーストラリアでは根本から異なるから、見た事が無い人は原野、山林と思うといいかもしれない。牛も特段の世話を受けるわけでなく、基本的に自給自足で生き抜いている。おじさん一人で切り盛りしてる。廃屋に一晩世話になった。窓もドアも事実上無く、発電機をまわして電灯がつくとおびただしい数のガやナナフシやゴミムシやヤモリやコオロギやハサミムシやゴキブリ、ガガンボ、クモなどが住んでいた。さらにゴミや鍋や釜や食器やらビニール、プラスチック、ネジ、錆びたバネ、古雑誌が廃屋に散乱。O君はもう何も喋らなくなった。初めてオーストラリアに来て、いきなりこんな所に連れた来られたらその気持ちも分からんでも無い。二人はそこで寝て、私は外に平らな土地を見つけてテントを張ってすやすや寝た。
クィーンズランド州北西部探鳥4
話は少し戻ってセキセイインコの大群に遭遇する前夜。
野営地に変なゲッコーが来た。あとカエルとか。野営地には東屋とテーブル椅子、焚き火台が設置され、しかも薪まで準備され目の前はいかにも朝方鳥が来そうな淀み、周辺には人影なしと言う素敵な所だった。これはいい場所を見つけた、とその時は思ったが実はその後どこの無料野営許可地に行っても素晴らしく整備されており、結局二日目以降は持参したキャンプ椅子やキャンプテーブルは一度も登場する事は無かった。
[特別編2] 野生のセキセイインコの大群

だんだん笑えてきた。
[特別編] 野生のセキセイインコの大群
昨日は20羽程度の普通の群れを見ただけに終わったセキセイインコ。大群を求めて1300kmも運転してきてそれでは帰る事が出来ない。空振りに終わったその昨日は水辺で野営する事にして、朝方水場にやってくるであろう群れを待ち構えた。
待って、待って...
誰も来ませんねぇ。
場所を変えたて見たら、おっと多少大きなセキセイの群れが!
クィーンズランド州北西部探鳥3

マウントアイザを出発後、目的地ボーリアの町を目指す。途中の景色は100km以上ずっとこんな感じでいかんともし難い。木がないのは見慣れているけど、あり塚も無く、何も無い事がとても違和感がある。自分自身の存在も曖昧になってくる気がした。他に物があるからこそ、他ではないもの=自分なのに、地平線まで何もない所では自己との境界線がぼやけてくる。全てが幻のように感じるわけだ。
クィーンズランド州北西部探鳥2
一夜明けて。清々しい朝だ。誰もいないのはいい事で、神聖な気分の早朝に他のキャンパーとかが視界に入ってはいけない。セキセイインコもこの旅で初登場だけど20羽程度の群れで、その数ではお呼びでない。でも他の鳥影も濃い。
クィーンズランド州北西部探鳥1
クィーンズランド州北西部、ノーザンテリトリー準州との州境付近でセキセイインコが大発生しているという全国ニュースがあり企画された。メンバーはいつものchiemomoさんとその知人の知人で日本から来たO君の3人。西部の乾燥地帯(アウトバック)はとんでもなく暑い所なので本来この時期(11月)に行くべき所ではないのだけど、「空を埋め尽くしている」というセキセイインコの大群はもう次の機会は無いかもしれないという事で強行。
チラゴー キャンプ一泊二日 その5
チラゴーの中心からやや離れたムンガナ洞窟へも足を伸ばした。ここはガイドなしで立ち入る事が出来る。結局一泊二日かけて、チラゴー周辺の入っていい洞窟は全部覗いた事になるけどムンガナは鍾乳洞としては末期の存在で浸食によって天井は各地で崩落し、特にライトを持たなくても十分歩いて行ける位明るい。同時に落書きも飛び抜けて多いけど見てみない振り。観光地では良い所だけを見ないようにしないと体に悪い。
チラゴー キャンプ一泊二日 その4
ドナ洞窟から地上へ戻ってきた。3つ目のトレスキン洞窟ツアーまで少し時間があったので木陰で昼食を作った後、個人的に立ち入りが認められている近くの二つの洞窟も探ってみた(それ以外にも"風穴"というような小型の洞窟は各地にありチラゴー周辺を合計すると600にもなる。4年前にもレンジャーによって新しい穴が発見されている)
チラゴー キャンプ一泊二日 その3
たき火に見とれて遠い世界に暫く飛んでいたんだけど、「ぶげー」という頭上からの鳴き声ではっと我に返った。生き物探ししないと。オオコウモリが低く飛んでいる波動も感じる。しかし、ぶげーって何だったっけ?とライトで捜索すると、

おおフクロモモンガ...
違っ、明らかに大きく尾の先端が白っぽくない。(白っぽく見えるのは枝です)
オブトフクロモモンガだ!( Petaurus norfolcensis)
チラゴー キャンプ一泊二日 その2
まだ15時。とりあえずコウモリの写真が撮れたので、どんどん生き物探しをしたかったけど明るいうちにキャンプ地を決めてテントを設営しておかないと後で面倒な事になるから移動。今晩のキャンプ場は、というか...
「ウチは敷地がすごく広いからさぁ、その辺でテント張って寝ていいよ、$7ね。」
といった場所。しかも着いたときは無人。とりあえずテントを張ってしまって、【誰もいないので勝手に貼りました。日没頃に戻ります】とメモを貼付けておいた。
チラゴー キャンプ一泊二日 その1
レイクフィールドNP行きが無くなってしまったので、替わりに一人でチラゴーに行く事にした。コウモリもコシジロアナツバメの営巣もシーズンではないので別に今の時期に行く必要は無いのだけど、今なら涼しいだろうしキャンプの用意もしかけた所だったので。あとクロハヤブサがまた来てないかなという淡い期待もあったけど。
チラゴーはケアンズから日帰りツアー(英語)が毎日出発しているように、ある程度の観光地だ。在住者も少なからずの人が行った事があるだろうけど、生き物探し的にも「日帰り可能な最西端」「鍾乳洞」といった要素が面白くしてくれる。
ノーザンテリトリー 残り一気にドン(完)

現存する世界最古の川と言われるフィンケ川。どれだけ昔から環境や地形が変わっていないかという話でオーストラリアらしいギネスものだと思う。ただ、あいにくこの時期は水がない。
砂漠の町

アリススプリングス。砂岩とアボリジニの町。町を囲む城郭のような岩山にそそられる。私の岩山や岩壁好きはどこからくるんだろう。
待っている方々へ?

飛行機から見たオーストラリア内陸部。今回のノーザンテリトリー各地への旅行はプライベートではなかったので大人の事情でこれまでのような旅行記にはする事が出来ません。また、ズームなしのコンデジでしか撮る暇がなかったので風景写真を紹介するにとどめますね。
シドニー旅行記7 涙雨(完)
不気味な宿で眠りについた昨夜。何時間くらい経っただろう、とても息苦くはっと目を覚ました。やだなやだな、こういう時に時計を見たら午前2時ちょうどとかに違いないから見ないでおこう。というか体が動かない気がする。うーんうーんやっているうちに何とか再び眠りについた。ちなみに、私が夜に目を覚ますなんて事はほとんど記憶にない。震度5の地震があったらしいときも、観測史上最強のサイクロンが通過して行ったときも何も知らずに寝てた。通常横になって5秒以内に眠りに落ち、寝ていろ、と言われれば夕方五時までなんてなんのその、何度か目は覚ますだろうけど24時間だって寝ていられるのだ。名古屋駅で電車を降りるはずが寝過ごして東京まで行った事もあるぞ。そんな私を何かはっきりと起こしたのだ。Chiemomoさんに至っては、毒殺されかけしかも死にきれないという夢を見て目を覚ましたのが午前三時ちょうど、夢の中でも起きてからも地獄の苦しみだったと言う。こえー。体に変な紋章とか出てないよね?窓にはめられている鉄格子が突き破られているのは発狂した人が昔飛び出して行ったんだろう。
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